未明
150102 9日目 バラナシ
デリーから寝台列車で12時間、バラナシへと向かう。1年4ヶ月前も寝台列車でバラナシに向かっていた。くすんだ青い車両、無機質なシャワー付トイレ、かたいベッド、通路の距離感、ひとつひとつの部位が懐かしい。
車両と車両のつなぎ近くにトイレがあって、ドアのところにいると、インド人男性が「どうしたの、大丈夫か」などと寄ってきた。なんか気持ち悪いなあと思っていると胸を揉んできた。呆気にとられて、いやいやいやと、怖くなって逃げようとしたときにお尻も触られた。どうやら彼は電車の従業員らしく、シーツ回収にやってきたときにわたしをみてニヤニヤしていて、三回死ねばいいのにと呪った。
なにが起きても自己責任、自分を守れるのは自分だけなのだと痛感した。
こういうことを書き記すことに抵抗があるし丸ごと消し去りたいけど、戒めとして残す。
バラナシに着いて、大学にいったり友達に会ったりカレーを食べたりカレーを食べたりカレーを食べたりした話はまた今度。