順調に身体が軽くなっている
身体の重さを限りなくゼロに近づけることで喜びを感じる、といったことを彼は話していたけど、少しわかる。減量し始めた頃は現実と向き合いたくなくて体重計に乗るのが嫌だったけど、1ヶ月、2ヶ月と粘り強くいて、スルスルと体重が減ってくればこっちのもんで、むしろ乗りたくてしょうがなくなる。お風呂の前に計っていたのが、寝起きも、寒い朝にパジャマともこもこ靴下とポンポン脱いで、わくわくして体重計のスイッチを押す。ゼロに近づいてるのが数値でわかって嬉しい。
こうなると生活がたのしくなる。全身軽いからほいほい動ける。身軽族。食べ物もおいしい。罪悪感なく食べられる。質と量のバランスを頭でわかって身体も応じてくれるようになった。おいしいものを食べても、お腹いっぱいにならないと満足できなくて、食い意地張ってたブダペストのバイキングが懐かしい。